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高度なチューニング

チューニングページのスライダーは、各エフェクトの強さを設定します。高度なチューニングでは、その強さがフライト中にどう変化するかを設定します。たとえば、進入時はスティックを軽く、Vne 付近では重くしたり、失速バフェットを早めに始めたりできます。

Cessna 172 Skyhawk (G1000) スターターでの高度なチューニング。指示対気速度に対するピッチ負荷のカーブ、その説明とポイント、右側のエフェクト一覧が表示されています。 Cessna 172 Skyhawk (G1000) スターターでの高度なチューニング。指示対気速度に対するピッチ負荷のカーブ、その説明とポイント、右側のエフェクト一覧が表示されています。
Figure 1. Cessna 172 Skyhawk (G1000) スターターでの高度なチューニング。指示対気速度に対するピッチ負荷のカーブ、その説明とポイント、右側のエフェクト一覧が表示されています。

応答カーブとは

応答カーブは、エフェクトの強さを縦軸に、それを決める要素を横軸にとってプロットしたものです。例:

  • 指示対気速度に対する ピッチ負荷。進入速度でカーブが低ければスティックは軽く、Vne 付近でカーブが高ければスティックは重くなります。
  • 失速迎角までの余裕に対する 失速バフェット。余裕が少ないほど、バフェットが強くなります。

カーブは形を決めます。全体のレベルは引き続きチューニングページのエフェクトのスライダーで設定するため、ほとんどのカーブで 100% はそのスライダーのレベルいっぱいを意味します。

ページを開くには、サイドバーの PRO セクションにある 高度なチューニング をクリックします。このページで編集するのはアクティブなプロファイルで、左上にその名前が スターター または 保存済み のタグとともに表示されます。別のプロファイルを編集するには、ウィンドウ上部のプロファイルメニューで選びます。ページを開いただけでスティックがアームされることはありません。

エフェクトを探す

  • 右側のエフェクト一覧は、スティックの操作感、機体、エンジン、地上、機械、ヘリコプター などのグループに分かれています。グループ名をクリックすると開閉します。
  • エフェクトを検索 に入力すると、名前でエフェクトを探せます。
  • すべて はすべてのエフェクトを表示します。編集済み は、保存していない変更があるエフェクトだけを表示します。これらのエフェクトにはオレンジ色の点も付きます。

カーブの右上のタグは、エフェクトの現在の状態を示します。タグにポインターを合わせると、理由が表示されます。

タグ意味
作動中 58%エフェクトは現在 58% で作動しています。
現在オフエフェクトは作動できますが、現在は入力がなく、何もしていません。
イベント接地のような単発のエフェクトで、次のイベントを待っています。
該当なしこのエフェクトに必要な入力を、シミュレーターが送信していません。
回転翼機ヘリコプター用のエフェクトですが、プロファイルが固定翼機用に設定されています。
ライブデータなしシミュレーターのデータが届いていません。シミュレーターを接続してアームすると、エフェクトがカーブ上のどこにあるかを確認できます。

標準とカスタム

すべてのエフェクトには組み込みの応答があります。グラフの上の帯にある カスタム をクリックすると代わりに自分のカーブを使い、標準 をクリックすると元に戻ります。標準 を選んでいる間も、自分のカーブはプロファイルに残ります。

カーブの形を変えると カスタム が自動的にオンになり、ページに カスタムカーブが有効になりました。「元に戻す」で以前の設定に戻せます。 と表示されます。

ピッチ負荷とロール負荷は、この選択とフルスケール対気速度を共有しますが、形はそれぞれ別に持ちます。ピッチ中心とロール中心も、この選択を共有します。

グラフの見方

ピッチ負荷のエディター。Vs0、Vs、Vne が示されたカーブ、「このカーブの仕組み」の説明、「カーブの点」の表。 ピッチ負荷のエディター。Vs0、Vs、Vne が示されたカーブ、「このカーブの仕組み」の説明、「カーブの点」の表。
Figure 2. ピッチ負荷のエディター。Vs0、Vs、Vne が示されたカーブ、「このカーブの仕組み」の説明、「カーブの点」の表。
  • 下部の横軸は入力で、指示対気速度(kt) のように単位とともに表示されます。失速バフェットのカーブでは、右端が失速です。
  • 縦軸はパーセントで表した出力です。グラフの上のラベルが、スプリング剛性(%) や 強さ(スライダーレベルに対する %) のように、このエフェクトにとって 100% が何を意味するかを示します。
  • 対気速度のカーブでは、Vs0、Vs、Vne などの機体の速度が破線で示されます。これらの値は機体ライブラリとシミュレーターから取得されます。
  • 緑の点と点線は、現在のフライトの位置を示します。読み取りボックスの下の行には、now 95 kt curve 58% のように数値で表示されます。組み込みの応答を使っている間は、law が curve の代わりに表示されます。
  • 灰色の破線は保存済みのカーブを示し、プロファイルに保存済みのカーブがない場合は組み込みの法則を示します。非表示にするには、グラフの下の 保存済みのカーブ または 組み込みの法則 のチェックを外します。
  • グラフ上の任意の位置にポインターを合わせると、読み取りボックスにその入力での応答が表示されます。

このカーブの仕組み では、このエフェクトにとって 100% が何を意味するか、目的の操作感にするにはどのポイントを動かせばよいかを説明します。最後の行では、選択したポイントでの保存済みの応答と現在の応答を比較します。

ピッチ中心には 2 つのカーブがあります。スティックのストロークに対するセンタリングの力は ストローク、トリム位置に対するピッチスプリングの剛性は トリム をクリックして表示します。

カーブを編集する

目的操作
ポイントを動かすグラフ上でドラッグするか、カーブの点 の表のその行に新しい値を入力します。ポイントまたはその番号をクリックすると選択できます。
ポイントを追加するポイントを追加 をクリックすると、選択したポイントと次のポイントの中間に追加されます。グラフ上の空いている場所をクリックして Add point here を選ぶこともできます。
ポイントを削除するその行の × をクリックするか、グラフ上でポイントをクリックして Delete point を選びます。
変更を元に戻す元に戻す と やり直す で、選択したカーブへの変更を最大 50 ステップまでたどれます。
標準の形から始めるプリセット… をクリックし、線形、プログレッシブ、またはほとんどのエフェクトでは 組み込みの法則 を選びます。
両方の軸で同じ形を使うピッチのカーブでは ロールにコピー をクリックします。ロールのカーブでは、ボタンは ピッチにコピー と表示されます。
対気速度の範囲を変えるフルスケール対気速度(kt) に新しい値を入力します。これはピッチ負荷とロール負荷のカーブの右端を設定します。両方のカーブが伸縮し、各ポイントはパーセントを保ちます。

入力値は、ポイントごとに大きくなっていく必要があり、出力値は 0〜100% の範囲に収まります。対気速度のカーブなど一部のカーブでは、最初と最後の入力値は固定です。どのルールが適用されるかは、表の下の注記に表示されます。

変更を保存または破棄する

変更はすぐにアクティブなプロファイルに適用されるため、スティックがアームされていれば、その場でスティックに反映されます。変更を残すには保存してください。

C172 スターターで 3 つのカーブを変更した状態。失速バフェットのカーブを編集中で、一覧では編集したエフェクトにオレンジ色の点が付いています。 C172 スターターで 3 つのカーブを変更した状態。失速バフェットのカーブを編集中で、一覧では編集したエフェクトにオレンジ色の点が付いています。
Figure 3. C172 スターターで 3 つのカーブを変更した状態。失速バフェットのカーブを編集中で、一覧では編集したエフェクトにオレンジ色の点が付いています。
  • 上部のボタンには、変更したカーブ:3 のように、変更したカーブの数が表示されます。クリックすると、編集したエフェクトだけが一覧表示されます。
  • 変更を保存 は、チューニングページで保存していないほかの変更とともに、カーブをアクティブなプロファイルに書き込みます。
  • 組み込みのスターターでは、ボタンは 新しいプロファイルとして保存 と表示されます。プロファイル名 を入力し、プロファイルを保存 をクリックします。Pro は新しいプロファイルを作成し、スターターを上書きすることはありません。
  • 一覧で編集したエフェクトの横の矢印をクリックすると、そのカーブが保存済みのプロファイルの状態に戻ります。ピッチ負荷またはロール負荷を元に戻すと、両者が共有する設定も元に戻ります。

••• ボタンには、次の 3 つの操作があります。

  • 名前を付けて保存… は、現在の設定を、指定した名前の新しいプロファイルとして保存します。
  • すべて破棄… は、チューニングと高度なチューニングで保存していない変更をすべて、保存済みのプロファイルの状態に戻します。実行前に Pro が確認を求めます。
  • チューニングを開く は、チューニングページを開きます。

プロファイルを以前に保存したバージョンに戻すには、プロファイル履歴を参照してください。

例:進入時は軽く、Vne 付近では重い C172

  1. シミュレーターで Cessna 172 を読み込み、そのプロファイル(Cessna 172 Skyhawk (G1000) スターターなど)を選びます。
  2. 高度なチューニング を開き、スティックの操作感 の下の ピッチ負荷 をクリックします。
  3. カスタム がまだ選択されていなければ、クリックします。
  4. 進入速度(C172 では約 65 kt)に最も近いポイントを見つけます。剛性(%) 列の値を下げるか、ポイントを下にドラッグします。
  5. Vne 163 の線を見つけます。その手前の最後のポイントを選択し、ポイントを追加 をクリックします。新しいポイントは次のポイントとの中間に追加されます。
  6. 新しいポイントを上にドラッグし、Vne に近づくにつれて剛性が早めに上がるようにします。
  7. ロールにも同じ形を使うには、ロールにコピー をクリックします。
  8. スティックをアームし、場周経路を 1 周飛行します。速度の変化に合わせて、緑の点がカーブ上を移動するのを確認してください。
  9. 新しいプロファイルとして保存 をクリックし、名前を入力して プロファイルを保存 をクリックします。

このカーブの上限は、機体の基準剛性の 100% です。ピッチ軸全体を重くするには、エレベーター負荷 を上げてください。チューニングページまたは Live Dashboard で設定できます。

表示がおかしいとき

問題対処方法
機体の速度が表示されない。速度の表示は対気速度のカーブにだけ、機体がシミュレーターに読み込まれてから表示されます。機体ライブラリに登録されていない機体では、表示されない場合があります。
緑の点がない。ライブデータが届いていません。シミュレーターを接続してアームしてください。点がないことは、エフェクトがゼロであることを意味しません。
カーブを変更しても操作感が変わらない。カスタム が選択されていて、タグが 作動中 になっていることを確認してください。カーブはエフェクトの形を決めますが、エフェクトをオンにすることはできません。また、エフェクトのスライダーがゼロの間は、形を決める対象がありません。
ピッチを編集したらロールのカーブが変わった。ピッチ負荷とロール負荷は、標準、カスタム、フルスケール対気速度を共有します。ポイントの形はそれぞれ別です。
ポイントが動かない、または追加できない。グラフの下のメッセージを読んでください。ポイントは順序を保つ必要があり、一部のカーブでは端のポイントが固定されています。対気速度のカーブは 4〜10 個、そのほかのカーブは最大 32 個のポイントを持てます。

各エフェクトが何を表すかはエフェクト、スライダーについてはチューニングを参照してください。